環境活動・ISO14001

つばさ総合高校は2004年3月に都立高校で初めてISO14001の認証を取得しました。
環境教育、省エネルギー、ゴミの削減などに生徒・教職員が全員で取り組んでいます。

第9回高校生環境サミット報告(上)

 大変遅くなりましてすみません。
 昨年11月23日にあった「第9回高校生環境サミット」のレポートを掲載します。
 前半・後半・まとめの3回に分けて連載予定です。

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【開会】

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 (左:生徒昇降口で行われた朝の受付 右:開会直前の「つばさホール」にて)

 あいにくの雨模様でしたが、朝9時半に司会の宣言で無事に開会。
 なお午前中の全体会は、ISO委員と生徒会役員の2名が司会を務めました。
 本校校長・生徒会長の挨拶に続き、主催者を代表してISO委員会委員長の挨拶。
「照明や冷房が使えない生活、残留放射能のニュース…大変というより、この先どうなるかがずっと不安でした。そして、それは今も続いています。東北の人たちはもっと不安だと思います」
 電力需給や発電のあり方への不安と、「何とかしたい」という思いとを自分の言葉で語り、集まった参加者の皆さんに注目をいただきました。

【基調講演】

 今年の基調講演は、なんと「前半」と「後半」の二本立て。

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 (具体的な内容、そして動いて説明してくれる先生のおかげで分かりやすかった講演)

 最初に講演されたのは、環境科学者・佐藤輝先生。
 ご自身が都市生活や農漁村における環境問題への対処を研究されているほか、勤務校のフェリス女学院大学で学生たちの環境活動を指導されています。
「省エネルギーは家庭の和から」
 佐藤先生の講演は、そんな話から始まりました。
 テレビを無駄につけない・風呂には続けて入るといった、昔も言われていたことを再評価し、そのエネルギー節減効果を紹介。
 その上でLED照明の導入などを取り上げる一方、物を簡単に捨てずに大事に使い続けることも省エネだ、という説明もしてくださいました。
 続けて、「電気だけがエネルギーではない」というお話。
 オール電化などのエネルギーを電気だけに頼る生活は実は効率が悪く、ガスやバイオマスなどの方が適している用途も多いことを、データや取組事例とともに紹介。
 さらに、発電だけでなく供給体制や料金体系についても数々の事例を挙げて、
「日本でも再生可能エネルギーを中心にできる可能性はあり、既存の有力な発電方法だけが選択肢ではない」
 ということも述べられました。原発についても、それ自体の問題の他に、一見安くて効率的に見える原子力発電が再生可能エネルギーに対する「努力」の芽を摘んでいる、という指摘をされました。

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 (ご本人は「ガチガチに緊張してた」そうですが、そうは思えないほど楽しかったです)

 そして「後半」は、佐藤先生が指導されている「フェリス女学院大学エコキャンパス研究会」の吉崎さんが壇上へ。
 どんな話だろうと思いきや、にっこり笑って「クイズをしましょう!」。
「東日本大震災の前まで、日本中の自然エネルギー(風力、太陽光、バイオマス、地熱、小水力発電の合計)によって全国の消費電力量の何%がまかなわれていたでしょうか?」
 クイズの中身は、このようなエネルギー供給の現状に始まり、
「風力発電によって、日本の陸上だけでも何%の電力をまかなうことができると予測されているでしょうか?」
「ヨーロッパでは自然エネルギーに関係する産業が育ち、仕事がたくさん生まれています。風力発電機メーカーの多いドイツでは、およそ何万人が風力産業で働いているでしょうか?」
 といった、自然エネルギーの未来予想図や経済効果にも及ぶ全10問。大人も含めて会場は盛り上がりました。
 ちなみに全10問の内容と答えは、同研究会著・東京新聞編の書籍『大学生がえがく脱原発への未来マニュアル』をご覧ください。

【パネルディスカッション】

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 (左:壇上で意見交換するパネリスト 右:耳を傾け、そして発言する皆さん…客席も「参加者」でした)

 午後の展示・発表に参加する6校からの代表者、そして佐藤先生も助言者として、計7名が壇上に並びました。
 そしてもちろん、会場の皆さんも議論に参加できます。
「原発の分をすべて自然エネルギーに替えるのは、できたとしても疑問」
「できるのなら、一時は大変だとしても、すべてを自然エネルギーに置き換えるべきだと思う」
 講演を受け、このように真っ向からぶつかる意見が並んだかと思うと、
「何がベストなのかは正直分からないが、決定がぶれたり人々の声が届かない日本の政治が間違っているのでは」
 といった鋭い指摘も。
 また高校生だけでなく、大人の方からも、
「せっかくの学生が何でも話せる場所なのだから、自由な発想と大きな考え方で議論の種をまいてほしい」
 たとえばそんな呼びかけを頂戴しました。

 途中で論点がぼやけたり、壇上以外の高校生の発言がやや少なかったりした向きはありましたが、気がついたら定刻という時間の速さは今回も会場全体が共有しました。
「省エネが必要だという意識と、再生可能エネルギー自体の必要性については皆さんが一致していると思う。それぞれの立場で頑張ってもらい、再生可能エネルギーで国際協力・平和への貢献ができれば」
 最後の方で佐藤先生が言われていた「まとめ」が、会場の高校生たちの雰囲気をよく表していると思います。

(つづく)
高校生環境サミット | - | -

2月のエコキャップ回収は7日(木)

 1月分はトップページの表示だけで済ませてしまいましたが…。

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 2月の正門前ペットボトルキャップ回収は、2/7(木)です。
 時間はいつもどおり、8:30~16:00です。
 雨や雪の場合は、門の内側・来客玄関付近に赤い回収容器を置きます。
 遅くなりましたが、本年もよろしくお願いいたします。

 なお、次々回は3/14(木)です。
ペットボトルキャップ回収 | - | -
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