11月5日(水)、つばさボランティア講演会がありました。
認定NPO法人「難民を助ける会」から、堀越芳乃さんをお招きし、国際協力というボランティアについて、いろいろお話をいただきました。
堀越さんはアフリカのスーダンを担当して活動されています。
国際協力のボランティア(303カ国)以外にも今回の講演会のように、全国の学校をまわって教育啓発などの活動をなさっているそうです。
堀越さんのお話を、まとめてみました。
●地雷について
20年来の地雷対策を続けている。
5kg~10kgの圧力をかけると爆発する。
一番被害がひどいのは子供と動物。大人は四肢を失い、子供は死んでしまう。
地雷ひとつ300~500円で作れてしまう。
また、アメリカは地雷を製造するが(地雷の)被害はまったくない。
逆にアフリカは製造しないのに被害がひどい。

地雷の写真。実物も持ってきて見せてくださいました。
●難民や災害の救援活動について
ミャンマーのサイクロン被害でのボランティアでは、米・水・油・豆をセットで家族に配布した。
スーダンの救援活動には、羽田→関西→ドバイ→車でスーダンへと、片道で2日もかかる。木の下で青空学校を開き、地雷教育をしたり、井戸掘りをみんなでしたり、マラリア予防のための蚊帳を配ったりする。スーダン北部…イスラム教/アラビア語、スーダン南部…キリスト教/英語と、同じ国でも言葉と宗教が違うので、みんなに配るパンフレットなども2種類作らなければならない。
日本にも難民がいる!日本の難民受け入れの厳しさの理由→アメリカ、カナダなど移民の国と比べて、日本は同一民族の割合が高いから。(体制的、心理的に準備がないということ)
井戸を掘るまではこのような水しかない。
●高校生にできること
まず、関心のあることからはじめてみる!
まずは世界で何が起きているのか、知ることから。これが一番大事。そして知ったことを伝えるために、仲間を増やしていこう!
募金以外にも集めているものがあります。使用済みの切手やテレカ、古本など。
堀越さんにインタビュー(^ε^)ーン
Q1 つばさの印象はいかがでしたか
A: いろんな人がこんにちは、とあいさつしてくれて元気で良いなと思いました。
Q2 つばさのみんなに、最後にひとことお願いします!
A: 今日の講演を聴いて、私たちの団体と一緒に何か役立つことをしてくれたら嬉しいけれど、ほかの興味、関心のあることをきっかけに何か取り組んでいってくれると嬉しいです。
●まとめ
なかなか聴くことのできない貴重なお話で、日本とは全く違う国の情勢など、驚くこともありましたが、私たちにおできることがあるとおっしゃられていたので、聴いただけで終わりにせず、できることを探していきたいと思います。
こちらが
難民を助ける会のサイトです。
良ければ一度見ていただいて、少しでも考えていただければうれしいです。
クリックのみで募金をすることも出来ます!
(2年広報委員AB &写真一部提供写真部)