社会科学研究会・横須賀見聞録
こんにちは。社会科学研究会です。
私たち研究会は明治維新百五十周年に関連して、旧日本海軍の一大拠点であり今も軍港の街である横須賀にフィールドワークに行きました。
【記念艦「三笠」】

戦艦三笠は日露戦争の際、日本海軍の連合艦隊旗艦を務めた戦艦です。
当時建艦技術が高くなかった日本は、イギリスのヴィッカース社という会社にこの艦を造ってもらいました。
1902年に就役したこの艦は全長131.7m、排水量15,140t、最大速力18ノット、主砲が2基4門その他副砲や魚雷を搭載していました。
これは同年代のイギリスの戦艦とほぼ同スペックで、世界基準の戦艦であったことがうかがえます。
三笠は日本海海戦での活躍後、戦前から記念艦として保存され、戦後、紆余曲折を経て現在のような形で公開されました。

甲板は、できる限り当時を再現した形で公開されています。

この艦橋からの光景はまさに「坂の上の雲」の世界でした。

艦内部へ。
当時の居住区には、展示室になっている部分と当時のまま残されている部屋とがありました。

流行のVRで日本海海戦を体験(?)中。

平和な現代の日本ではなかなか見ることのできない軍艦を前に、メンバーは興味津々。

当時の東郷長官や秋山参謀らと写真撮影!

当時の遺物からVRまで、新旧様々な展示はとても勉強になりました。
【海軍カレー!】
お昼ご飯にはメンバー念願の海軍カレーをいただきました。
日本海軍では、金曜日にカレーを食べていました。曜日感覚を忘れないためだということです。
どこのカレー屋さんに行くかは1か月の激論の末、決定しました。
お邪魔したお店は「横須賀海軍カレー本舗」さん。時代を感じさせる店内と食器で、気分は海兵さん!?

王道を征くカレーで、飾らぬどこか懐かしい味でした。
おなか一杯になった一行は次の目的地、観音崎へ向かいます。
【日本最初の洋式灯台・観音崎灯台】
バスで横須賀の市街地を離れ、終点「観音崎」へ。
1861年に作られた観音崎灯台は、日本最初の洋式灯台です。
その観音崎灯台と「砲台跡」を目指して、ここから約2時間近くのハイキングをします。
まずは、きれいな砂浜と隆起した地形に興奮する一行。

最初に作られた灯台は地震で崩壊し、現在の灯台は三代目です。
中に入って、上まで登ることができました。
高さに足が震えるメンバー。でも一番怖がっていたのは顧問の先生方だったのは内緒です。
写真を撮り損ねた部員たちも、大きなことは言えませんが(笑)
観音崎は、江戸幕府の時代から江戸・東京の防衛の要とされていました。
灯台を後にした私たちは、旧日本軍の砲台跡に行きました。

移動中に出会った「戦没船員の碑」。
戦争の犠牲になった民間船員を追悼するモニュメントです。
自分たちの知らなかった戦争の悲劇について学ぶことができました。

豊かな自然の中に歴史を思わせるものが所々にあって、非常に見どころの多い一帯でした。
バスで浦賀に出て、上り電車に乗車。
旅の最後にふたたび軍港の街・横須賀に帰ってきました。
ヴェルニー公園から、横須賀の軍港を一望します。

【メンバーの感想】
2年・M
過去に行ったことのある横須賀でしたが、自分たちで日程や場所、学習テーマを決めていったことでまた違った発見がありました。
2年・T
横須賀の海軍カレーは有名だということで長い時間をかけて調べていきましたが、いざ食べてみるとそこまで特色を感じることがなくて・・・(頭で考えるだけではなくて)いろいろな経験をすることが大切だと思いました。
1年・R
初めてのフィールドワークでしたが、先輩たちや先生たちとともに学びの深い充実した1日を過ごせて、とても楽しかったです!
顧問の先生
フィールドワークでは普段経験することのない体験を経て、成長することができます。今後も様々な場所をフィールドワークし、学びを深めていきましょう!
社会科学研究会では、定期的にフィールドワークを実施しています。
つばさ総合高校に入学を考えている皆さん、もし入学したら、一緒にフィールドワークにいきませんか?
お待ちしています。
(社会科学研究会長 M)
私たち研究会は明治維新百五十周年に関連して、旧日本海軍の一大拠点であり今も軍港の街である横須賀にフィールドワークに行きました。
【記念艦「三笠」】


戦艦三笠は日露戦争の際、日本海軍の連合艦隊旗艦を務めた戦艦です。
当時建艦技術が高くなかった日本は、イギリスのヴィッカース社という会社にこの艦を造ってもらいました。
1902年に就役したこの艦は全長131.7m、排水量15,140t、最大速力18ノット、主砲が2基4門その他副砲や魚雷を搭載していました。
これは同年代のイギリスの戦艦とほぼ同スペックで、世界基準の戦艦であったことがうかがえます。
三笠は日本海海戦での活躍後、戦前から記念艦として保存され、戦後、紆余曲折を経て現在のような形で公開されました。

甲板は、できる限り当時を再現した形で公開されています。

この艦橋からの光景はまさに「坂の上の雲」の世界でした。

艦内部へ。
当時の居住区には、展示室になっている部分と当時のまま残されている部屋とがありました。

流行のVRで日本海海戦を体験(?)中。

平和な現代の日本ではなかなか見ることのできない軍艦を前に、メンバーは興味津々。

当時の東郷長官や秋山参謀らと写真撮影!

当時の遺物からVRまで、新旧様々な展示はとても勉強になりました。
【海軍カレー!】
お昼ご飯にはメンバー念願の海軍カレーをいただきました。
日本海軍では、金曜日にカレーを食べていました。曜日感覚を忘れないためだということです。
どこのカレー屋さんに行くかは1か月の激論の末、決定しました。
お邪魔したお店は「横須賀海軍カレー本舗」さん。時代を感じさせる店内と食器で、気分は海兵さん!?

王道を征くカレーで、飾らぬどこか懐かしい味でした。
おなか一杯になった一行は次の目的地、観音崎へ向かいます。
【日本最初の洋式灯台・観音崎灯台】
バスで横須賀の市街地を離れ、終点「観音崎」へ。
1861年に作られた観音崎灯台は、日本最初の洋式灯台です。
その観音崎灯台と「砲台跡」を目指して、ここから約2時間近くのハイキングをします。
まずは、きれいな砂浜と隆起した地形に興奮する一行。

最初に作られた灯台は地震で崩壊し、現在の灯台は三代目です。
中に入って、上まで登ることができました。
高さに足が震えるメンバー。でも一番怖がっていたのは顧問の先生方だったのは内緒です。
写真を撮り損ねた部員たちも、大きなことは言えませんが(笑)
観音崎は、江戸幕府の時代から江戸・東京の防衛の要とされていました。
灯台を後にした私たちは、旧日本軍の砲台跡に行きました。

移動中に出会った「戦没船員の碑」。
戦争の犠牲になった民間船員を追悼するモニュメントです。
自分たちの知らなかった戦争の悲劇について学ぶことができました。

豊かな自然の中に歴史を思わせるものが所々にあって、非常に見どころの多い一帯でした。
バスで浦賀に出て、上り電車に乗車。
旅の最後にふたたび軍港の街・横須賀に帰ってきました。
ヴェルニー公園から、横須賀の軍港を一望します。


【メンバーの感想】
2年・M
過去に行ったことのある横須賀でしたが、自分たちで日程や場所、学習テーマを決めていったことでまた違った発見がありました。
2年・T
横須賀の海軍カレーは有名だということで長い時間をかけて調べていきましたが、いざ食べてみるとそこまで特色を感じることがなくて・・・(頭で考えるだけではなくて)いろいろな経験をすることが大切だと思いました。
1年・R
初めてのフィールドワークでしたが、先輩たちや先生たちとともに学びの深い充実した1日を過ごせて、とても楽しかったです!
顧問の先生
フィールドワークでは普段経験することのない体験を経て、成長することができます。今後も様々な場所をフィールドワークし、学びを深めていきましょう!
社会科学研究会では、定期的にフィールドワークを実施しています。
つばさ総合高校に入学を考えている皆さん、もし入学したら、一緒にフィールドワークにいきませんか?
お待ちしています。
(社会科学研究会長 M)
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