環境活動・ISO14001

つばさ総合高校は2004年3月に都立高校で初めてISO14001の認証を取得しました。
環境教育、省エネルギー、ゴミの削減などに生徒・教職員が全員で取り組んでいます。

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きのくにエコスクール&フィフティ・フィフティ視察について

 10月2日、3日和歌山県県立学校課および、県立紀北工業高等学校を視察してきました。

 和歌山県では平成15年から県立学校48校において光熱水費の削減分を各校に還元するというシステムを導入しました。
(1990年代にドイツではじめられたとき、自治体と学校の取り分が50%ずつだったことからフィフティ・フィフティとも呼ばれます。)
和歌山の場合は、30%が校内緑化に、30%が各校の自由に使える予算に、40%が県の歳入なので、さしずめ、シックスティ・
フォーティというところでしょうか。



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削減率の大きい学校には1位100万円、2位70万円のボーナス金が出たので、
平成15年度には還元金142万円に加え100万円を受け取った学校もあったそうです。どの学校も特別なことをしたわけでなく、
ポスターやステッカーなどで、無人教室や廊下、トイレなどの無駄な照明をオフにすることをよびかけたり、
デマンドをコントロールしただけというから驚きです。(写真は紀北工業高校のもの)

9月写真 006 9月写真 005 



 平成15年からの3年間の省エネ活動で、県立学校全体で600トンのCO2を削減、8000万円の光熱費を削減したそうです。
平成11年から14年まで5%ずつ電力消費量が上がっていたのが、平成16年からエアコン導入を進めたにもかかわらず、
現在は横ばいだそうです。

 この活動を支えるのが、県による、環境教育を行う教員の支援です。環境学習プログラムの作成やエコティーチャー養成講座、
環境教育研修など、まず教員の意識を高めることを徹底していると感じました。なぜ環境活動が必要かを学校全体で分かっているからこそ、
省エネにスムーズに取り組め、よい結果を出すことができたのでしょう。

 光熱水費の削減量は徐々に目立たなくなるので、
平成17年からはCO2削減のほかに生徒を中心とした活動に力を入れている学校を表彰する制度に変わっています。そこで、
昨年一位として表彰された県立紀北工業高校を見学してきました。



 紀北工業高校は県北部にある工業高校で、1学年240名とつばさと生徒人数は同じです。工業高校なので減らせない電気もありますが、
無駄な電気を徹底的に削減、ミスプリントをなくすなどの活動のほか、教員によるエコスクール推進委員会、生徒会、生徒エコスクール委員会、
美化委員会などが、中心になって校内外の美化、ゴミの分別、環境についての勉強会を行っています。工業高校ならではの活動も多く、
生産技術部ではソーラーカーレースエンジョイ部門で3連覇、チャレンジ部門では3位と大学生、一般に混じって大健闘を見せています。


 課題研究では、環境にやさしいものづくりとして「雨水を利用した自動水やり機」を発明、改良を重ね、実用化に至っています。
玄関上のタンクに雨水が集められ、校舎前の草花にサイフォン効果で水がまかれます。(写真の手前の灰色のポールから水が出ます。)
新入生への環境教育の啓発にも使われるそうで、特許にも挑戦するそうです。

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 今回の視察は期間休業中に設定したにもかかわらず、
生徒を派遣する費用を捻出する方法がないため今年もISO推進委員である生徒の参加はできませんでした。
こういうお金やISOの維持費用を光熱費の削減分から捻出できれば、と考えてしまいます。(ちなみにつばさの場合、
平成15年と比べると去年の光熱費を約670万円削減しています。)

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